海と畑のせとうち暮らし、ときどきウイスキー

瀬戸内海近くの山の中で山を見ながらアイラウイスキーを飲んでる田舎者のお話

乙武さんの勉強会に参加したら、介護の現場の裏側を知れた

「あ、倉田くん、今度乙武さんの勉強会みたいなのに行くから行こうか」

「マジスカ、行きます、超行きます。」

先日、乙武洋匡さんが主催する「乙武社会塾」に参加してきました。

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この勉強会では何を学ぶかというと、下記参考!!


2016年4月 乙武洋匡 待望の新著『あたらしい選択肢』が刊行されます!
そこで新著の刊行を記念して、完全招待制の勉強会 乙武社会塾を開催することとなりました。

新著では、「あたらしい選択肢」として以下5つの選択肢を紹介する予定です。

1.「教育・子育て」に新しい選択肢
2.「福祉」に新しい選択肢
3.「働きかた」に新しい選択肢
4.「家族のありかた」に新しい選択肢
5.「政治」に新しい選択肢

勉強会では、この5つのテーマを軸に全6回にわたって、毎度講師の方をお招きして乙武さんと参加者のみなさんで一緒に勉強をします。どのような「新しい選択肢」があればもっと良い社会になるのか、一緒に考えます。

ということです。
僕が参加したのは第1回「介護・福祉」についてです。

講師は秋元可愛さん、大学卒業と同時に介護の業界に携わる会社を設立。

株式会社Join for Kaigo 代表
2013年、専修大学商学部卒業。同年、株式会社Join for Kaigoを設立。「介護に関わる全ての人が、自己実現できる社会をつくる」を理念に掲げ、超高齢社会を創造的に生きる次世代リーダーのコミュニティ 「HEISEI KAIGO LEADERS」を運営。定期イベントの開催や、ソーシャルアントレプレナーシップや自己肯定感を高める教育プログラムを個人や企業向けに展開。2025年、多様なリーダーシップネットワーク構築に向け活動中

http://heisei-kaigo-leaders.com/project/kaigo-my-project/からの引用

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実体験に基づく、説明でなるほどな〜と納得しながら話を伺っておりました。

今回学んだことは以下の2点です。

 介護の仕事を辞めた、その先

介護の離職率は高いのか?
まぁ、高そうですよね。3Kのイメージついてるし
ただし、実際は・・・

全産業平均の平成24年1年間の離職率は14.8%、平成25年は15.6%です。
「医療、福祉」の離職率が13.9%、15.2%となっていますので、いずれもほぼ平均値と同等といえます。
他の産業と比較すると、「医療、福祉」の離職率は群を抜いて高いわけではありません。
careerlove.jp

だそうです。

ちなみに、一番離職率が高い事業
「宿泊業、飲食サービス業」
次に「生活関連サービス業、娯楽業」。

介護産業が群を抜いて離職率が高いわけではないのです。
むしろ、平均並みです。

さて、ここで問題です。


「なぜ、離職率平均並みの介護産業に人手不足の問題があるのか」

それは、介護の職を辞めたあとにあります。

サービス業においてで言いますと
私がBarシェアというBarを辞めました。
その後、バーテンダーである私はBarハウスというBARに就職します。

これを介護に置き換えましょう。
私が介護施設シェアという職場を辞めました。
その後、私はBarハウスというBarに就職します。

つまり
サービス業ですと、
サービス→サービス
に転職するのですが

介護産業ですと
介護→その他産業
に転職するという実態があるそうです。

そりゃ、マイナスになりますよね。
※就職者数については後日調べておきます。すんません

 閉鎖的な職場環境?

介護の職場の現状はこんな感じだそうです。
〈相談できる人の不足〉

  • 慣れるのに必死、相談できなる相手が欲しい
  • 職場に同世代の人がいない

〈職員との人間関係〉

  • 職場にあたりの強い人がいて、耐えられなかった。

〈仕事への意識〉

  • 初めてのことばかりで楽しくない。
  • 何も貢献できなくて申し訳ない
  • 職場の人に気を使ってしまっている。

介護に関して、私自身ほとんど知識はありません。てか、ないです。
うちのじぃ様ピンピンしてるので、介護必要ない状況です。

介護に携わる人以外は介護の職場がどんな環境か知りません。
外部の人間から評価されることもなければ、同世代はどんどん辞めていって切磋琢磨することも難しい。
※2年勤続でも相当長いベテランだそうです

内部の環境の改善(マインドセットや技術研修、キャリアデザイン)だけでなく
外部の我々もサポートできることを考える必要があるのではないでしょうか?









今回の勉強会で強く思ったのはこちら

 当事者と話す機会を、もっと

結局、僕たちはその人たちのことに関して”無関心”なのです。

知ってるようで知らない。
ただ、知った気になって満足して終わりです。

ですが、その産業自体は、僕たちの生活に大きく関わっている。
自分たちも関わる可能性があるのにもかかわらず、それでも「無関心」

それは、身近に当事者がいないから。

子供達が夢を語るとき
「お医者さんになりたい」「サッカー選手になりたい」「学校の先生になりたい」
と言いますよね。
それって、身近にその大人たちがいるからではないでしょうか?

身近に憧れとなる対象がいるから、その対象に向かって学ぶのではないでしょうか?

僕たちも学ばないといけないですし、教育にも、そういった現場を知ってもらう必要がある。
強く、強くそう感じました。

だからこそ、以前、所属していた
リディラバが提供をしていた「スタディツアー」にはすごく価値があると
改めて感じました。
Travel The Problem (トラベル・ザ・プロブレム) - スタディツアー専門の旅行サービス

当事者の方とお話して、その現場を知り、知ったあとのアクションが大小に関わらず
その課題に困っている人たちに対してのサポートにつながるのだと思います。
※そのためのデザインや情報の精査は綿密にする必要はあります。

人間の関心というのは限られている。関心というのは時間に換算することができて、新聞の社会面を読んだりテレビのニュースを見たりするのに、その人が1日15分を使うとすると、多くのNPOや社会的な活動をしてる人は、その15分のパイを奪い合うことになる。でも、テロや災害が起きたら、そのパイはすぐになくなってしまう。大事なのは、15分をどうやって150分にするかということなんです。

リディラバを始めるとき、「まとまった時間を使ってもらって、かつ社会課題の現場に連れていけるってなると、旅行だね」ということで、スタディツアーをやることになりました。
日本の教育格差における本当の問題は「体験の格差」 リディラバ安部敏樹さん2 - 東大新聞オンライン

課題の現場に対しての時間をより多く持つことのできる、しかも、楽しみながら学べる
「旅」という学び場は非常に価値があります。
みなさまも時間ありましたら、ぜひ、リディラバのスタディツアーに参加してみてください。

大きな学びを、乙武さんをはじめ事務局のみなさまありがとうございました。

ほな、また

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